2007年05月11日

そろそろホタル観察会シーズン

5月半ばくらいからしばらくの間、末吉公園はホタル観察会シーズンを迎えます。この時期、様々な団体や家族連れがホタルを見に公園にやってきます。みんみんの施設利用者の多くもホタル観察を主な目的にするようになります。

5月になって、「ホタルは、まだいないのですか?」という、問い合わせが増えています。

末吉公園で見られるホタルのうち成虫が光るのはオキナワマドボタルと「クロイワボタル、オキナワスジボタルの3種類です。オキナワマドボタルは、発光が弱いのですが、3月の後半から4月の半ばくらいまでよく見られていました。よく光るクロイワボタルとオキナワスジボタルの成虫もすでに4月の終わり頃からちらほらと出現しています。


オキナワスジボタル。時期があるのでしょうか、飛び回らずに止まっている個体をよく見かけました。


クロイワボタル。飛ばずに止まっている個体です。

昨晩、滝見橋のあたりまでようすをみにいったのですが、これまでと違って、クロイワボタルとオキナワスジボタル10数個体が、同時に発光しているのを見ることができました。乱舞が見られるのもそろそろだと思います。


オキナワスジボタルの発光軌跡。発光が弱かったので、遠くのものが写っていませんが、カメラの視野の中でも数個がいたはずです。


クモの巣に掛かったホタル。空中でとどまっているように見えるのはクモの巣にひっかかったものでした。

観察会では、幼虫もお勧めです。ホタルは幼虫も光ります。というより、幼虫はどの種類も光っています。光ながら歩き回っている幼虫を見ていると、ホタルがなぜ光るのかをつい考えてしまいます。

しかし、なぜか、ここしばらく、発光している幼虫をあまり確認できていません。

今の時期、本来個体数の多いオキナワマドボタルやオキナワクロホタルモドキの幼虫が生まれたばかりでとっても小さいのでみつけにくかもしれません。オキナワスジボタルはどこかに隠れて蛹になっているのでしょうか。


歩道沿いの石垣のコケの中の数ミリしかないオキナワマドボタルの幼虫。


数ミリしかないタテオビクシヒゲボタルの幼虫。同じく石垣のコケの中


小さなカタツムリの殻にもぐりこんでいるクロホタルモドキの幼虫


川の中州にいたオキナワスジボタルの幼虫。食べているのはサカマキガイ。


オキナワマドボタルの幼虫は、まだ小さくて発光も弱いので目立ちませんが、場所によってはたくさんいるようです。、もう少し大きくなると森の地面を星空のように輝かせて、天の川を歩いている気分にさせてくれるかもしれません。


ホタル観察会の名わき役は、発光キノコです。単なる光物つながりというだけでなく、光ることの意味やその不思議さをさらに考えさせてくれそうです。一昨日、今年初めて発光キノコを確認しました。


シンノウヤシの付け根でボーっと緑色に光っているキノコ

■ホタルの観察会シーズンを迎えるにあたって、観察会がクリスマスの飾り付けを見物するような単なるエンターテインメントにならないよう期待します。ホタルは、生き物の不思議に気づき、考えるのに最適な教材だと思います。ホタルにとって好ましい環境を考えることによって、ホタル以外の森の生き物にとって好ましい環境を考えることもできます。人間が野生生物と共存することをホタルを通して学ぶことができたらどんなにすばらしいかと思います。


しばらく、ブログを更新できませんでしたが、復活します。


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