2008年07月17日

こんなにいたんだ!どこにいるんだ!

6月20日に漫湖自然環境保全連絡協議会(漫湖協議会)の総会があったのですが、総会前のイベントとして、岸辺環境を考える観察会がありました。 漫湖協議会は、漫湖の岸辺環境の自然度を高めるための「岸辺環境再生事業」を考えています。観察会は、そのイメージを共有するためのイベントでした。

観察会のとき、マングローブで気になるカニを見つけました。 巣穴の中に隠れたのを無理やり引きずり出してみると、もう10数年も前のことですが、石垣島のアンパル干潟のマングローブの中で初めて見たやつです。こんなカラフルで派手なカニがいるんだと感動したことを思い出します。 アシハラガニモドキです。

総会の時間が迫っていたので、じっくり見ることもなく引き上げたのですが、同じような形の巣穴が一面に広がっていることから、相当な数がいるように思われました。

先週の火曜日、せっかくの休みなのに朝からいろんなことがあって大忙しです、それでも午後、すこし時間が空いたのでカメラを持って、カニ撮影に出かけることにしました。


マングローブの中に陣取って、じっとしていると、ゆっくりと出てきました。


アシハラガニモドキ

みるみる辺りは、アシハラガニモドキだらけになってしまいました。 こんなにいたんだ!
それでも、よっぽど臆病で用心深いカニのようで、カメラの向を変えただけでもすばやく巣穴に戻ってしばらくは出てきません。

ちらほら他のカニたちも見かけますが、このあたり一面アシハラガニモドキの縄張りのようです。


ヤエヤマシオマネキ?


ベニシオマネキ


タイワンアシハラガニ


フタバカクガニ


今週の火曜日も、ちょっと行ってきました。もう少し陸側を見てみたくなったからです。

どこの場所にしようと迷っていると、 いきなり巨大なハサミを振りかざしたカニに出会いました。
アカテノコギリガザミです。威嚇しながら移動して、水のたまった巣穴に急いでもぐりこみました。


アカテノコギリガザミ

陸側でしばらく待っていましたが、確認できたのはこれまた巨大なハサミを持ったミナミオカガニだけでした。


ミナミオカガニ(オオオカガニ)

結局この日は空模様が怪しくなったのですぐに戻ってしまいました。

実は、陸側で確認したかったカニは、ヒメアシハラモドキです。10年ほど前に漫湖の陸側(陸生の樹木の落ち葉がたまっているような場所)とモノレールができる前の久茂地川の古い石積み護岸で見つけていましたが、当時は、ちょっと違うかなと思いながらもアシハラガニモドキだと言っていました。そのため、那覇市の自然観察ハンドブック―探検しよう身近な自然―では、ヒメアシハラガニモドキの写真にアシハラガニモドキの名前が当てられてしまっています。その後、2000年の漫湖の調査で日本初記録として報告されています。

それにしても、10年前に見つからなかったアシハラガニモドキがたくさんいて、当時見つけたヒメアシハラガニが見つからないのは不思議です(たぶん場所を変えて探せばすぐに見つかりそうに思うのですが・・・・)。

この記事へのトラックバックURL

http://okinawaneeprogram.ti-da.net/t2250841