おきなわイーイープログラムづくりプロジェクト

誰でも参加できる身近な自然調べ



沖縄自然環境ファンクラブは、森の家みんみんと「センダンキササゲの分布調査」を行います。

センダンキササゲの分布調査

　センダンキササゲは、中国南部から東南アジアにかけて分布するノウゼンカズラ科の植物です。葉は複葉でセンダン（センダンギ）に似ていて、実はササゲに似ています。時々、センダンと間違えている人もいますが、センダンはうす紫色の小さな花をたくさん咲かせるのに対して、センダンキササゲはチョウセンアサガオのような白い花を咲かせます。

　この外来種であるセンダンキササゲですが、琉球大学がまだ首里にあった頃には、円鑑池と男子寮（今の芸大）の他では見かけない植物でした。それが、今では首里のあちこちで見ることができます。特に、末吉公園では、幼木がいたるところで見られるようになりました。　数十年の間にどんなことが起こったのでしょう。

　センダンキササゲは、綿毛の付いた種を飛ばして分布を広げるタイプの植物です。ほとんど人が植えることなく、自然に分布を広げていったとすると、樹木の大きさを調べることで、広がる経緯を追跡することができるかもしれません。

　センダンキササゲの分布調査では、木の大きさと生えている場所を記録することによって、分布拡大の経緯が明らかなればいいなと考えています。　しかし、市民参加型の調査の一番の目的は、身近な自然に目を向けることです。身近な自然は、外来種の侵入だけでなく、開発や整備などによって日々変化しています。身近な自然の変化を調べることにより、しぜんんとの付き合い方をいっしょに考えることができればいいなと考えています。

■調査説明会（個人、団体、家族、誰でも参加できます）
　センダンキササゲの分布調査に参加していただく人を対象にした学習会です。
　日 　時：　8月1日（日）13：00～15：00
　　　　　　　　8月2日（月）10：00～15：110
　参加費：　　10：00～12：：00
　参加費：　　100円（保険料）
　会　　場：　那覇市立森の家みんみん

■キッズマンデープロジェクト　夏休み恒例の自然調べでもセンダンキササゲを取り上げます。

　日 　時：　13：00～17：00
　参加費：　　10：00～12：：00
　参加費：　　子ども500円、保護者100円（保険料）
　会　　場：　那覇市立森の家みんみん


申し込み・問合せ先
　この調査に関して不明な点がございましたら、遠慮なくご連絡ください。

098-882-3195　那覇市立森の家みんみん。　担当：藤井